アメリカ｜外国人事情

日本にも存在するチャイナタウンやコリアンタウンですが、アメリカのそれはスケールが違います。ロサンゼルスのコリアンタウンは人口30万人以上といわれ、また、ニューヨークのキャナルストリート全体に及ぶチャイナタウンも、ひとつの観光名所となっています。同じアジア系ということで、日本人も現地の中国人、韓国人との交流は多く、調査員も現地のチャイナタウン、コリアンタウンには頻繁に足を運びます。

アメリカの中の外国人でもとくに多いのが、メキシコ人やコロンビア、ベネズエラ、ブラジルなどの南米人で、貧しい母国での生活に耐え切れず亡命してきた者達も少なくありません。何週間も掛けて国境を渡ってテキサスの砂漠を歩いてきたり、貨物列車に捕まってきたりなど、我々には想像できない様々な方法で彼らが亡命を試みていることはあまり知られていません。基本彼らは温厚で人がよく、情に熱い者達が多いですが、売春の斡旋や、ナイトクラブで薬物を販売しているのも、こういった南米人が多いです。