記録から、住所を絞る
写真の裏にあった住所の地域から始めました。その土地の記録に、お名前が残っているかどうか。不動産の登記、裁判の記録、そのほか公開されているもの。
綴りが二通り考えられたので、両方で当たりました。片方の綴りで、その住所の不動産の記録が出てきました。取得したのが二十四年前、売却したのが十七年前。売却の記録があるということは、そこから別の場所へ移られたということです。
候補が二つ出ました
売却の時期の前後で、同じお名前の記録を探しました。同じ州の中にひとつ、隣の州にひとつ。二つ出てきました。
同姓同名は、この国では珍しくありません。どちらか一方が探している方で、もう一方は別人か。あるいは両方とも別人か。記録に名前があるというだけでは、決められません。
ここが、いちばん時間を使うところです。派手ではありませんが、この作業を飛ばすと、間違った住所に行くことになります。
絞り込む
生年が一致するか。前の住所からの移動として、距離や時期が自然か。ほかの記録と矛盾しないか。二つの候補を、それぞれ突き合わせました。
隣の州のほうは、生年が十歳以上ずれていました。別人と判断しました。
同じ州の中のほうは、生年が一致します。さらに、この方の婚姻の記録が出てきました。十六年ほど前のもので、時期も繋がります。配偶者の方のお名前も分かりました。
ここまでで分かったこと
おそらくこの方であろう住所が、ひとつ絞れました。ここまで、着手から八営業日。現地には、まだ誰も出ていません。
ただし、記録に出ているのは「その住所を取得した」ことまでです。いまもそこにお住まいか、ご存命かは、記録には書かれていません。
ここでご依頼者様にご報告し、現地での確認に進むかどうかをご相談しました。